2010年9月24日金曜日

小田急電鉄が向ケ丘遊園跡地利用で新計画、計画人口を3分の1以下に/川崎

小田急電鉄は26日、川崎市多摩区の「向ケ丘遊園」跡地利用について、新たな基本計画を発表した。社会情勢の変化などを理由に、計画人口を3分の1以下に縮小するなど当初計画を大幅に変更し、同日、市に環境影響評価に関する方法書を提出した。

 当初計画は、集合住宅など計850戸(計画人口2775人)の建設を行う予定で、2007年1月に策定。環境影響評価の手続きに入ったが、金融危機の影響などから、08年12月に手続きの廃止届を提出、計画の見直しを進めていた。地元住民らからは景観や環境への影響を懸念する声も強く、意見書が約3800通寄せられた。

 同社によると、新たな計画の対象面積は約21万8千平方メートルで、このうち緑地などを除いた開発面積は15万1千平方メートル。「緑地保全と開発の両立」(同社CSR?広報部)を念頭に、「ガーデン」「事業」など四つのゾーンに分けて整備する。

 事業ゾーンには戸建て住宅約60戸、3階建て集合住宅6棟(計約160戸)を整備する予定で、計画人口は770人。ガーデンゾーンには、飲食や物販などの施設や庭園を整備する。

 工事は3期に分けて行い、12年度に道路などの基盤整備、14年度から戸建て住宅建設、16年度から集合住宅の建設に着手する。18年度をめどに全体の工事を完成させる予定。

 向ケ丘遊園は02年に閉園。跡地の一角には、ドラえもんの原画などの展示施設「藤子?F?不二雄ミュージアム」(仮称)も、11年秋の完成を目指して建設される。

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引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト

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